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和室とリビングを一体化したい!リフォーム費用の相場やアイデアをご紹介
みなさん、こんにちは。
アクティホームです。
リビングの横に和室をつくったものの、あまり使う機会がない、有効活用できないことで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
持て余している和室は、リフォームによってリビングと一体化する、リビングの一部にするのがおすすめ。広々とした生活空間にできるほか、さまざまな用途に使える便利なスペースにすることもできます。
今回は、和室とリビングの一体化を検討している方に、リフォームのアイデアや費用相場について解説します。
完全に洋室化するリフォームから、和の雰囲気を残したままリフォームする方法まで幅広くご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
和室とリビングを一体化するリフォームアイデア

和室とリビングを一体化するリフォームには、和室を洋室に変える方法と、和室の雰囲気を残したままリフォームする方法の、2つのアプローチがあります。
和室を洋室にリフォームする

和室を完全に洋室に変えるリフォームは、和室の用途が特にない場合や、今あるリビング空間を広げたいと考えている方におすすめします。
畳を撤去しフローリングに変更することで、和室の面積分リビングを広くできます。
また、押入れをクローゼットに変更することで、より使いやすい収納スペースに生まれ変わらせることも可能です。
ただし、和室を完全に洋室にする場合は、家具やインテリアの配置を見直す必要があるため、慎重にリフォームプランを練ることが重要です。
和室の雰囲気を残したままリフォームする

和室の雰囲気を活かしたい場合は、和洋折衷のリフォームを行うことも選択肢の1つです。
例えば、畳を残したまま間仕切りを取り払うことで、和の雰囲気はそのままに、リビングの開放感をアップさせることが可能です。また、床の高さを変えてスペースにメリハリをつけたり、必要な時だけ使える間仕切りを採用したりすれば、リビングとの一体感を持たせながら、和室としての機能も残すことができます。
リビングは洋風に仕上げるのが主流ではありますが、和の雰囲気を残すことで室内に良いアクセントが生まれ、個性豊かな生活空間をつくるのに役立ちます。
和室とリビングを一体化するメリット

和室をリビングと一体化することには、大きく分けて2つのメリットがあります。
開放感のあるリビングを確保できる

和室とリビングを一体化する最大のメリットは、間仕切りを取り払うことで得られる開放感です。
リビングの横に和室があることで生じていた、壁やふすまによる視覚的な障壁がなくなり、リビングスペースに広がりを感じられるようになります。
和室にも窓がある場合は、リビングと一体化すると、より多くの自然光が入る明るく快適なリビングにできます。オープンキッチンを導入している家庭であれば、キッチンスペースも同時に明るくなり、毎日の料理時間をより楽しめるでしょう。
リビングを幅広い用途で活用できる

リビングスペースが広くなることで、リビングの利用用途の幅が広がる点も大きなメリット。
例えば、リビングの一角に小さなワークスペースを設けることで、在宅ワークや読書、趣味のスペースとして使えるようになります。また、大きなダイニングテーブルを置けば、家族で集まって食事するだけでなく、友人を招いてホームパーティーを開くことも可能。
さらに、子供が遊ぶスペースも確保できるため、家族がリビングで過ごす時間が増え、コミュニケーションの機会も自然と増えるでしょう。
広いリビングは、取り入れられる家具の選択肢も増えるため、自分好みの空間にインテリアをコーディネートする楽しみも広がります。
和室とリビングを一体化するデメリット

和室とリビングを一体化するリフォームは、開放的な空間をつくれるだけでなく、さまざまな用途に使えるリビングを実現できるなど多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
和室を客間として使えなくなる

来客時に客間として使用していた和室をリビングと一体化してしまうと、客間として使えなくなってしまいます。
障子やふすまといった間仕切りのある和室は個室になるため、急な来客にも対応でき、ゲストが泊まる部屋としても使えます。
しかし、リビングと一体化し、間仕切りを撤去したり完全に洋室化したりすると、そうした使い方はできなくなります。
現在、和室を友人や両親が来た際のゲストルームとして使用している場合は、リフォーム後に和室の代わりとなるスペースを確保しておく方がよいでしょう。
くつろげるスペースが減る

畳の上で座ってくつろいだり、疲れたらごろりと寝転んだりできる和室は、家族のリラックススペースとしても重宝します。畳は適度なクッション性があるため、衝撃を吸収し、小さな子どもが転んでも怪我をしにくいという特徴があります。吸音性や防音性にも優れているため、子どもの遊ぶスペースにもぴったりです。
和室とリビングを一体化すると、このように家族がくつろいだり、子どもが安心して遊んだりできるスペースが減少します。こうしたことをデメリットに感じる方も少ないでしょう。
和室とリビングを一体化するリフォーム費用の相場
和室とリビングを一体化する場合のリフォーム費用は、工事の規模や使用する材料によって大きく異なります。以下の表は、リフォームの費用相場の一例をまとめたものです。
工事内容 | 費用相場 |
壁の撤去 | 5万~10万円 |
畳からフローリングへの変更(6畳の場合) | 6万~30万円 |
押入れからクローゼットへの変更 | 8万~20万 |
電気配線工事 | 7万円~ |
間仕切りの追加 | 13万~15万円 |
和室とリビングを一体化するリフォームでは、和室とリビングの間の壁撤去、畳からフローリングへの変更、押入れからクローゼットへの変更のほか、新しい照明設備や空調設備を設置するための工事が発生することもあります。
また、プランによっては、新しい間仕切りを追加する費用が発生することもあります。
上記に挙げたリフォーム費用はあくまで一例で、部屋の広さや元の部屋の状態、和室部分を残すかどうかなどによっても大きく変動します。
最終的なリフォーム費用は、リフォーム会社とよく相談したうえで、予算内に収まるように上手に調整しましょう。
和室とリビングを一体化するときのポイント

冒頭でご紹介したとおり、和室とリビングを一体化するリフォームにはさまざまなアプローチがあり、どの部分にどの程度手を加えるかによって、仕上がりの雰囲気や使い勝手が変わってきます。
ここでは、和室を完全に洋室にするリフォームと、和室の機能を残すリフォームそれぞれにどのような工事が必要になるのかを見ていきましょう。
畳・クロス・障子などを変更する
和室を洋室に変更して1つの大きなリビングをつくる場合は、畳をフローリングに変更し、壁のクロスを洋風のものにするリフォームが一般的です。和のイメージが強いふすまや障子といった建具も洋風のものに変更すると、空間の雰囲気を一新できます。
和室をなくして完全にリビングと一体化させる場合は、リビングと元和室部分のテイストを合わせるのもよいでしょう。リビングも必要に応じてリフォームすることで、より室内に統一感を持たせられる場合もあります。
また、和モダンな雰囲気を残したいという場合は、和室の建具をそのまま残したり、畳をデザイン性の高いものに交換したりするのもおすすめです。
押入れをクローゼットに変更する

和室をリビングと一体化させる場合は、家全体の収納を見直すことも忘れてはいけないポイントです。
和室リフォームでは、押入れを撤去してクローゼットに変更するプランが人気です。
特に押入れは奥行が深かったり中が暗かったりと、使い勝手の悪さを感じるケースも少なくありません。持て余していた押入れを、中身が見やすく物の出し入れのしやすいクローゼットに変更すれば、衣類や日用雑貨などの収納場所として活用しやすくなるでしょう。
和室の押入れをクローゼットやリビング収納にリフォームすることで、物の定位置を決めやすくなり常にすっきりとしたリビングを保つことができるでしょう。
和室の機能も残すなら間仕切りを設置する
リビングを広くしたいけど、たまには和室としても利用したいという場合は、可動式の間仕切りを設置するのがおすすめです。
必要に応じて空間を分けることができるため、普段は一続きの広いリビングとして使い、来客時は仕切って個室として使うなど、柔軟に使い分けられます。
間仕切りには、折りたたみ式やスライド式、吊り戸式などさまざまなタイプがあり、用途やライフスタイルに合わせて選べます。
まとめ

活用できていない和室は、リビングと一体化させるリフォームによって広々とした明るいスペースを実現できます。
和室のリフォームには、完全に洋室に変更するプランだけでなく、和の雰囲気を残した和モダンな空間にするリフォームや、和室の機能を残した状態でのリフォームなど、さまざまなバリエーションがあります。
将来のライフスタイルの変化も見据えたうえで、ご自身や家族に合ったリフォーム方法を見つけてください。
年間3,000件を超えるリフォーム実績を持つアクティホームでは、住まいや暮らしのご不満・ご要望を丁寧にお聞きして、長く快適に暮らせるリフォームをご提案しています。
大阪府豊中市をはじめ、箕面、池田、伊丹、尼崎、大阪市内で、リビングや和室リフォームをご検討の方は、ぜひアクティホームにご相談ください。
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監修者:大島 秀介(おおしま しゅうすけ)
一級建築士・リフォーム設計専門家
株式会社アクティホーム 管理建築士
大阪工業大学建築学科を卒業し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。自身の建築設計事務所経営を経て、アクティホームに入社。住宅改修やリノベーションの専門知識を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた住空間の提案を得意とします。環境や将来の見通しを考慮し、120%の提案でご満足いただけるよう心がけています。