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フルリフォームにかかる期間はどのくらい?工期や流れをケース別に解説
古くなった住まいを、まるで新築のように蘇らせるフルリフォーム。
しかしフルリフォームは大掛かりな工事が伴うだけに、どの程度の期間が必要になるのかお悩みの方も少なくないでしょう。
フルリフォームの期間は、早くて4ヶ月ほど、長ければ1年以上を要することもあります。
この記事では、フルリフォームの期間と流れをケース別に解説するほか、計画をスムーズに進めるためのポイントを紹介します。
「家族のスケジュールに合わせて新居を設けたい」
「仮住まい期間がどのくらいになるのか知りたい」
このようなお考えをお持ちの方も、ぜひ参考にしてください。
フルリフォームにかかる期間の目安と流れ
フルリフォームにかかる期間は、工事の規模や内容、住んでいる状況などによって異なりますが、一般的には以下の期間が目安となります。
①すでに住んでいる家をリフォームする場合:4~9ヶ月程度
②中古住宅を購入してリフォームする場合:半年~1年程度
上記の期間は工事だけでなく、打合せ・設計も含めた期間です。フルリフォームでは、場合により注文住宅に匹敵する内容の打合せが必要になるため、工事期間以外のプランニング期間を2~3ヶ月ほど見込んでおくと、総期間が把握しやすくなります。
①すでに住んでいる家をリフォームする場合:4~9ヶ月
・業者探し~現地調査・見積り:1~2ヶ月
・プランニング~契約:1~2ヶ月
・工事~引き渡し:2~5ヶ月
すでに住んでいる家をフルリフォームする場合は、4~9ヶ月ほどの期間が必要です。
比較的新しい築年の家であれば工期も短く済みますが、築年数の経った家では「耐震補強」や「断熱改修」といった内容が必要になるケースも多く、実施すれば長い期間がかかります。大掛かりな間取り変更や屋根・外壁材の改修なども、工期が延びる要因になるでしょう。
また、戸建て住宅でフルリフォームを行った場合、建物の安全性や合法性をチェックする「確認申請」が必要になる可能性があります。確認申請では建築士が確認検査機関などに図面一式を提出し、審査を受けます。確認期間は2週間から1ヶ月程度かかり、追加費用が必要なケースがほとんどです。
なお、マンションの場合では耐震補強や確認申請などは必要ありませんが、管理組合への工事申請や規約のチェックに時間がかかるため、必要な内容を事前に確認しておきましょう。
②中古住宅を購入してリフォームする場合:半年~1年程度
・物件探し~契約:2~3ヶ月
・業者探し~現地調査・見積り:1~2ヶ月
・プランニング~契約:1~2ヶ月
・工事~引き渡し:2~5ヶ月
中古住宅を購入してリフォームを行う場合、ケース①の内容に加え、物件探しから購入契約にかかる期間が追加されます。
物件探しは根気のいる作業ですが、好条件の物件は流動性が高いこともあり、ある程度期間を確保して集中的に活動するのがおすすめです。物件探しと並行してリフォーム会社探しをしておくと、物件に応じたプランの実現性や予算などのアドバイスをもらえるでしょう。
このケースでは「不動産売買契約」と「工事請負契約」二つの契約を交わすことになります。しかし、住宅ローンは基本的に家の購入資金に充てられるため、リフォーム費用を自己資金で賄うのか、リフォームローンやリフォーム一体型住宅ローンを組むのか、資金調達についてあらかじめ検討することが重要です。
どの選択をするかによっても住宅ローンの審査を実施する時期やタイミングが異なるため、不動産会社やリフォーム会社へ事前に相談しましょう。
フルリフォームをスムーズに進めるための4大ポイント
フルリフォームを成功させるためには、事前の準備がとても大切です。リフォーム計画をスムーズに進めるために重要な4 つのポイントを紹介します。
リフォームの目的と優先順位を決めておく
実際に物件探しや業者探しを始める前に、まずはリフォームの目的を明確にしておきましょう。
使い勝手や快適さの向上、耐震性能の強化、デザインの刷新など、家族で話し合いながら何を最優先にしたいのかを決めていきます。
当初の目的がはっきりしていれば、リフォームの範囲や採用する設備・建材、デザインの方向性が定まり、計画が立てやすくなります。
また、項目を取捨選択して優先順位を付けることで予算内でも希望が反映されやすく、満足度が格段にアップするでしょう。
仮住まい先を早めに検討する
リフォーム工事中に仮住まいが必要な場合は、早めの段階で物件探しや手続きを進めましょう。
希望する場所や条件に合った仮住まいを見つけるには時間がかかることが多く、特に短期契約できるファミリー世帯向けの物件は少ないため、2部屋借りるといった対処が必要になることもあります。引越しのタイミングと工事スケジュールを合わせるためにも、事前の準備が欠かせません。
仮住まいの契約期間や費用も考慮して、無駄のない計画を立てることがポイントです。
「確認申請」が必要ない範囲に納める
戸建て住宅で大規模なリフォームを行う際には、建築士による確認申請が必要になるケースがあります。具体的な工事内容としては、建物の構造を触る間取り変更や増改築、屋根の葺き替えや外壁の張り替えなどが該当します。
最も一般的な木造2階建ての家は、これまで基本的にフルリフォーム時の確認申請が不要とされていましたが、建築基準法の改正により2025年4月以降は手続きが必須となる予定です。確認申請には一定の期間と費用を要しますが、認可を受けなければ違法建築となってしまう可能性もあります。
「リフォーム期間を短くしたい」という場合には、確認申請が不要となる範囲でプランニングしてもらうことも、ひとつの方法です。
実績豊富なリフォーム会社に依頼する
実は、中古住宅のリフォームは新築よりも難しい工事です。物件ごとの劣化状況や年代、周辺環境や施主の好みなどを多角的に読み込む必要があり、的確な設計力と確かな施工技術が必要になるためです。
だからこそ、リフォーム会社は実績の豊富さを重視して選ぶことがなによりも大切。あらゆる現場を経験してきたリフォーム会社であれば、ノウハウを活かしたスムーズな進行が期待できるでしょう。
ただし、事前の打ち合わせでしっかりと要望を伝え、進行状況を随時確認することも重要です。
フルリフォームなら年間実績3000件超のアクティホームにお任せ!
住まいのフルリフォームにかかる期間の目安は以下の通りです。
①すでに住んでいる家をリフォームする場合:4~9ヶ月程度
②中古住宅を購入してリフォームする場合:半年~1年程度
フルリフォームは工事の規模や内容に応じて工期が異なるため、事前にしっかりと計画を立てることが成功の鍵となります。リフォームの目的や優先順位を明確にし、仮住まい先の手配やリフォーム会社選びにも注意を払うことで、スムーズに計画を進めることができるでしょう。
アクティホームは、年間3000件以上の実績を持つ住宅リフォーム専門会社です。
お客様のご要望に合わせた最適なプランを提案し、スピード感のある対応で満足度の高いリフォームを実現します。
大阪府豊中市をはじめ、箕面市、吹田市、池田市、伊丹市、尼崎市、大阪市内において、住まいのリフォーム・リノベーションをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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監修者:大島 秀介(おおしま しゅうすけ)
一級建築士・リフォーム設計専門家
株式会社アクティホーム 管理建築士
大阪工業大学建築学科を卒業し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。自身の建築設計事務所経営を経て、アクティホームに入社。住宅改修やリノベーションの専門知識を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた住空間の提案を得意とします。環境や将来の見通しを考慮し、120%の提案でご満足いただけるよう心がけています。