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マンションのお風呂リフォームの注意点とは?浴室の種類や費用相場・リフォーム会社選びのコツも解説
みなさん、こんにちは。
アクティホームです。
マンションの浴室リフォームは、マンション全体の管理規約や近隣への配慮など、戸建住宅とは異なる部分への注意が必要になります。「設備が古くなってきた」「デザインを一新したい」「浴室をバリアフリーにしたい」など、リフォームを検討する理由は家庭によってさまざまですが、理想の浴室を実現するにはマンションの浴室リフォーム特有の注意点を把握しておくことが重要です。
本記事では、マンションの浴室をリフォームする際に意識したい9つのポイントをご紹介します。リフォーム会社への相談の段階から、工事期間中・工事終了後に渡って解説しますので、これからマンションの浴室を一新したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
リフォームの目的を明確にしておく

マンションの浴室リフォームを成功させるためには、まずリフォームの目的を明確にすることが重要です。リフォームの目的が明確であれば、それに合わせた最適なプランをリフォーム業者に提案してもらえるためです。
リフォームの目的には、使い勝手を向上させるためのリフォーム、デザインを一新するためのリフォーム、老朽化による修繕が目的のリフォームなどがあります。そして、目的によってリフォームの内容や選ぶべき材料、デザインが変わってきます。
使い勝手を重視するなら、収納スペースを増やしたり生活動線をスムーズにしたりといった工夫が必要になり、デザインを重視するなら材質や色合いを優先する必要があります。また、老朽化した部分の修繕が目的であれば、耐久性やメンテナンスのしやすさを意識したリフォームが必要です。
リフォームの目的を明確にすることで、期待通りの浴室を実現できるだけなく、資金計画や工事計画がスムーズに行える点も大きなメリットです。
あらかじめ予算を決めておく

リフォーム会社に相談する前に、マンションの浴室リフォームにいくらかけられるか予算を決めておきましょう。浴室のリフォームにはさまざまな費用がかかり、予算を事前に設定していないと、追加工事やオプションによって費用が想定以上に膨らむ可能性があるためです。
予算を決める際には、リフォームの目的や必要な工事内容を考慮し、無理のない範囲で設定することが大切です。
マンションの浴室リフォームの工事内容と費用相場

マンションの浴室リフォームにかかる費用は、工事内容や使用する材質、工事の規模によって大きく異なります。
既存のユニットバスから新しいユニットバスへ交換するリフォームは、比較的シンプルなリフォームで工事期間も短いため、施工費用は比較的抑えられます。費用はユニットバスのグレードやサイズによって異なりますが、30~50万円程度が相場です。
在来浴室からユニットバスへのリフォームは、下地補修の有無や選択するユニットバスのグレードによって費用が変動しますが、50~110万円程度が相場です。
運搬経路と費用を確認しておく

マンションの浴室リフォームでは、事前に運搬経路と追加費用についても確認しておく必要があります。特に高層階の部屋やエレベーターがないマンションの場合は、追加の人員や特殊な機材が必要になり、運搬費用が追加される可能性があります。これらはリフォーム費用に直接影響を与えるため、事前に業者としっかりと確認し、予算オーバーにならないように慎重に検討することが重要です。
また通路が狭いマンションでは、ユニットバスのサイズによっては運搬自体が難しい場合もあります。状況によってはリフォームの方法を変更する必要も出てくるため、希望どおりのリフォームができるかどうか、事前に業者と相談しておきましょう。
水道管の状態を確認しておく
マンションの浴室をリフォームする際には、水道管の状態を確認しておくことも重要です。築年数が古いマンションでは、水道管が老朽化している可能性があります。古い鉄製の排水管はサビやすく水漏れのリスクが高まるため、リフォーム工事と併せて排水管の交換や修繕が必要になることもあります。
また、マンション全体の排水管修繕工事とリフォームのタイミングが重なると、リフォーム工事の後に再度工事を行う必要が出てくる場合もあります。そのため、リフォーム前には建物の管理会社や専門家に相談し、水道管の状態を確認してからリフォームの内容や時期を決めるようにしましょう。
近隣に必ずあいさつに行く

リフォーム工事が始まる前には、必ず近隣住民にあいさつをしておきましょう。リフォーム工事は騒音や振動を伴います。近隣住民とのトラブルを避けるためにも、事前に挨拶をしておくことをおすすめします。
遅くとも工事開始日の1週間前までに、以下の4つの項目を必ず伝えるようにしましょう。
・リフォームの工事期間
・リフォーム工事の時間や曜日
・リフォーム工事の内容
・緊急時の連絡先
工事によって特に大きな音が発生することが見込まれる日については、その情報もあわせて伝えておくとよいでしょう。直接挨拶ができなかった場合は、チラシや手紙をポストに投函するようにしてください。近隣住民への挨拶をリフォーム会社に依頼する場合は、挨拶の内容を事前に確認し、トラブルが起こった場合の対応方法も確認しておくようにしましょう。
とはいえ、リフォーム会社とは別に、施主本人も挨拶に出向いた方が良い印象を与えられることは言うまでもありません。直接顔を合わせることで、近隣住民への配慮を示すことができ、リフォーム工事中のトラブル防止にもつながります。
マンションの管理規約を確認しておく

マンションのリフォームは、管理規約によって制限されている場合があるため注意が必要です。例えば、浴槽の位置の変更や建物の外観に影響を与えるリフォームなどは、規約で禁止されているマンションも少なくありません。また、マンションの浴室に取り付ける設備として人気のジャグジーやミストサウナも、使用中に振動音が発生することから取り付けが禁止されているケースもあります。
リフォーム前には必ず管理規約を確認し、必要に応じて管理組合に許可を得ることが大切です。
リフォーム期間中に入浴できる施設を調べておく

マンションのリフォームを計画する際には、リフォーム期間中の入浴手段についても考えておきましょう。リフォーム工事には数日から数週間かかり、この間自宅の浴室を使用することはできません。そのため、近隣の銭湯や公共の入浴施設、スポーツジムなど、代替の入浴場所を事前に調べておくことが大切です。
また、工事のスケジュールをリフォーム業者に確認し、入浴できない期間を正確に把握しておくことも重要です。工事は予定より長引く可能性もあるため、余裕を持ったリフォーム計画を行いましょう。
信頼できるリフォーム会社選びのチェックポイント

マンションの浴室リフォームを成功させるためには、信頼のできるリフォーム会社を選ぶことが非常に重要です。リフォーム会社を選ぶ際のポイントを下記にまとめました。
専門性が高く経験が豊富かどうか
浴室リフォームは専門的な知識と技術が必要です。そのため、水回りのリフォームを得意とするリフォーム会社を選ぶようにしましょう。特に戸建ではなくマンションのリフォーム実績が豊富な会社を選ぶと、マンション特有の制約や要件に精通しているためやりとりがスムーズで、希望に沿ったリフォームを実現しやすくなります。
評判や口コミが良いかどうか
過去にリフォームを依頼した顧客の評判や、インターネット上の口コミも忘れずに確認しましょう。実際のリフォーム事例や、顧客からのフィードバックを参考にすることで、信頼して任せられる業者かどうか、品質の良いリフォームを行ってもらえるかを判断できます。
見積もりやスタッフの対応が好ましいかどうか

依頼するリフォーム会社を選ぶ際には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。見積もりの際に、工事の内容や費用の内訳を明確にしてもらい、不明点があれば質問することが大切です。
また、業者とのコミュニケーションがスムーズかどうかも、リフォームの成否に影響します。ヒアリング力の高い担当者であれば、予算内で希望に合ったリフォームをするためのアイディアをもらえるだけでなく、疑問や問題が出た場合も速やかに解決してもらえます。
正確な見積もりを出すためには下見が欠かせないため、下見の際のスタッフの対応も含めてリフォーム会社を比較するようにしましょう。
まとめ

マンションの浴室リフォームは、戸建住宅でのリフォームとは異なる注意点がいくつもあるため、マンションの水回りに精通したリフォーム会社に依頼することが重要です。アクティホームはキッチンや浴室、トイレといった、水回りのリフォームが得意な住宅リフォーム専門店です。
「ユニットバスを新しくしたい」「おしゃれな浴室にしたい」「段差をなくしてバリアフリーにしたい」など、マンションの浴室リフォームに関するさまざまなお悩みに対応しております。
まずはお気軽にお問合せいただき、理想の浴室リフォームをお聞かせください!
監修者:大島 秀介(おおしま しゅうすけ)
一級建築士・リフォーム設計専門家
株式会社アクティホーム 管理建築士
大阪工業大学建築学科を卒業し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。自身の建築設計事務所経営を経て、アクティホームに入社。住宅改修やリノベーションの専門知識を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた住空間の提案を得意とします。環境や将来の見通しを考慮し、120%の提案でご満足いただけるよう心がけています。
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