Blog


60代夫婦のためのキッチンリフォーム|安全・快適のポイントとは?
みなさん、こんにちは。
アクティホームです。
50代・60代のシニア世代が検討すべきリフォームのひとつに、キッチン周りのリフォームがあります。
高齢になると視力が低下して手元が見えにくくなったり、足腰が弱って長時間の立ち仕事につらさを感じたりといった悩みが増えてきます。また身体機能多認知機能の低下に伴い、転倒によって怪我をしたり、ボヤを起こしたりする危険性も。老後に備え、安全に使える環境に一新することをおすすめします。
今回は60代以降のキッチンリフォームで意識したいポイントと、おすすめのキッチン設備をご紹介します。
思い切ってキッチンを一新すれば、今まで以上に料理や夫婦で過ごす時間が楽しいものになりますよ。
60代でキッチンをリフォームするメリット

60代で自宅のキッチンをリフォームするメリットは、大きく分けて2つ。
1つはキッチン内事故の防止になること、もう1つは豊かな老後生活を送れるようになることです。
キッチン内事故の防止になる

キッチンは住宅のなかで、居室と階段の次に事故が多い場所。
年齢を重ねるにつれて、視力の低下や身体のバランス感覚の変化により、キッチンでの転倒や着火事故のリスクが高まります。
高齢者が起こしやすい事故は、濡れた床で足を滑らせたことによる転倒や、火の不始末によるボヤ、高いところのものを取ろうした際の踏み台からの転落など。
将来的な身体機能の低下を見据えて、高齢者の使いやすいキッチンにつくり変えておくことをおすすめします。
キッチンをリフォームし、滑りにくい床材に変更したり、IHコンロへ切り替えたりすることで、上記のようなリスクを大幅に減少させることができます。
豊かな老後生活を送れるようになる
老後の夫婦生活が豊かになるというのも、60代でキッチンをリフォームする大きなメリットです。
60代はライフステージが大きく変化する年代。多くの方が、老後をどう過ごすか、夫婦でどんな生活を送りたいかを考え始めるタイミングです。
生活スタイルや身体機能の変化に合わせて、60代のうちにキッチンのリフォームをしておくことで、老後も安心かつ安全に家事ができる環境を整えることができます。
さらに、家事のストレスが減ることで、夫婦間のコミュニケーションが活発になるメリットも。
毎日使う空間だからこそ、ストレスなく使えるキッチンにリフォームしておくことはとても大切なのです。
60代が使いやすいキッチンのポイント

60代でキッチンをリフォームする際は、より使いやすいキッチンにするために押さえておきたいポイントがあります。
ここでは特に意識したい4つのポイントを解説します。
明るさの調整ができる照明器具

60代でのキッチンリフォームにおいては、キッチンの明るさにこだわることが非常に重要です。
将来的な視力の低下や加齢に伴う白内障などの目の疾患にも対応するため、明るさの調整が可能な照明器具を選ぶことをおすすめします。
例えば、照明器具は1つではなく複数設置し、自分で使いやすい明るさに調節できるようにするといいでしょう。
また、キッチンの向きや場所を変えたり、吊戸棚を撤去してオープンキッチンにしたりすることで、窓やリビングからの採光を確保する方法もあります。
60代以降の方のキッチンには、若い世代の2~3倍明るい環境が必要とも言われているため、できるだけ明るいキッチンづくりを心がけましょう。
座って作業できる高さの作業台
老後の足腰への負担を軽減するために、座って作業できる高さのキッチンを検討してみてもよいでしょう。
座って作業できるキッチンは、作業台の高さだけでなく、収納の位置にも工夫があります。
身障者や高齢者でも使いやすいように工夫された「ユニバーサルキッチン」は、作業台の高さを75〜85cmに設定し、膝がカウンター下にしっかりと収まるような設計がされています。
座った状態でも作業しやすいように、収納は奥まった位置につくられています。
お手入れのしやすい材質

キッチンは毎日使用する場所であるため、お手入れのしやすさも大切なポイントです。
どんなに使いやすいキッチンにしても、油ハネや水垢が落ちにくい材質だと、後片付けにストレスを感じてしまうことに。
お手入れが簡単なキッチンの材質には、熱やサビに強いステンレス製のシンク、傷や汚れに強いセラミック製の天板、サッと拭くだけでお掃除が完了するガラストップコンロなどがあります。
また、食器洗い乾燥機は毎日の家事の負担を軽減してくれるだけでなく、手洗いよりも水道光熱費が節約できるためお得です。
行き来しやすいスムーズな動線
キッチンをリフォームして家事動線をスムーズにすることで、作業を効率化できるだけでなく、安全性を向上させることも可能になります。
例えば、現在キッチン・リビング・ダイニングがそれぞれ独立した空間になっているのであれば、3つを一体化させることで移動距離を短くでき、家事の時間を短縮できます。
また、キッチンのレイアウトによっては、食事の準備や後片付けも楽にできるようになるでしょう。
行き来しやすいキッチンにするには、足元を段差のないフラットな状態にすることも大切。
年齢を重ねると小さな段差でも転倒しやすくなり、怪我につながる可能性があるため、バリアフリー化することも検討しましょう。
60代のキッチンにおすすめのアイテム

60代以降のキッチンリフォームでは、安全性や使い勝手の向上が重要なテーマとなります。
日々の調理作業をより安全に、かつ快適に行うには、以下のアイテムを取り入れることをおすすめします。
IHコンロ

火を使わないIHコンロは、火災のリスクを大幅に減少させることができる点が大きなメリット。
火の大小を目で確認する必要がなく、火の消し忘れがない点も、60代以上のキッチンリフォームにおすすめする理由です。
しかも、IHコンロはガスコンロよりも熱効率が高いため、調理時間を短縮できます。
長時間キッチンに立つ必要がないため、老後の足腰への負担軽減にも一役買ってくれます。
さらに、表面がフラットなためお手入れが容易で、汚れがついてもサッと拭きとれる手軽さもおすすめポイントです。
ハンドル式水栓

老後を見据えたキッチンのリフォームでは、握力の低下を想定してハンドル式水栓を導入するのもおすすめです。
レバーを軽く動かすだけで水の量や温度の調節が可能で、力をあまり必要とせずに操作できる使い勝手の良さが特徴です。
また、シャワーヘッドが引き出せるタイプであれば、座った状態でのお皿洗いも楽々。
最近では、センサーに手をかざすだけで操作できるタッチレス式の水栓もあり、衛生面が気になる方にも重宝されています。
現在新しく設置される水栓は、ほとんどがハンドル式になっていますが、まだ力が必要な古い水栓のままになっているようであれば、交換を検討してみるといいでしょう。
滑りにくい床
60代以降にキッチンをリフォームするのであれば、滑りにくい材質の床材を選びたいものです。
キッチンは水や油で滑りやすくなりがちな場所。老後は足腰が弱くなったり、バランスをとるのが難しくなったりするため、転倒による怪我のリスクを取り除くよう工夫する必要があります。
キッチンの床材の中でも、コルクタイルは耐水性が高く滑りにくいためおすすめ。
また、万が一の転倒時に衝撃を和らげてくれる、クッションフロアを取り入れるのもいいでしょう。
冬場に足元の冷えが気になるとき、スリッパを履くとかえって転倒のリスクが高まってしまいます。
そのため、キッチンの床材を変更する場合は、併せて床暖房を取り入れると、冬場でも暖かい足元をキープできます。
電動昇降棚
高い場所に収納棚があると、物を取り出す際に踏み台が必要になり、転落や転倒のリスクが高まります。
電動昇降棚は、ボタン1つで棚が上下に動き、必要な物を安全に取り出せるようになるためとても便利です。
また、年齢を重ねると肩や腕が上がりにくくなり、棚の奥まで手が届かなくなるケースも少なくありません。踏み台を使わなくても棚のものを出し入れできる電動昇降棚を取り入れることで、収納スペースを奥まで有効活用できるようになります。
キッチンをお得にリフォームするポイント

コストを抑えつつ理想のキッチンリフォームを実現するためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
特に、老後を見据えた快適で安全なキッチンをつくるためには、賢くリフォーム計画を立てる必要があります。
相見積もりをとる
リフォームの計画を立てる最初の段階で重要なのが、複数のリフォーム会社から相見積もりを取ることです。
同じリフォーム内容であっても、リフォーム会社によって価格やサービス内容は大きく異なります。
相見積もりをとることで、各社の提案内容や価格、完成までの期間などを比較検討でき、最もコストパフォーマンスのよい会社を選ぶことができます。
リフォーム会社によっては、キッチン周りのリフォーム費用を一式にまとめて提示してくる場合もあるので、リフォーム箇所や作業内容ごとに費用の内訳をもらうと比較しやすいでしょう。
補助金制度を利用する

キッチンをリフォームする際は、国や各自治体が用意している補助金制度を利用できる場合があります。
例えば、国による補助金制度のひとつに「子育てエコホーム支援事業」があります。
これは省エネ性能の高い住宅を新築したり、住宅性能向上のためのリフォーム工事をしたりする場合に、国から工事代金の一部を補助してもらえるというもの。
対象となるリフォーム工事には、バリアフリー改修や節水水栓の設置も対象になるため、キッチンのリフォームで利用できる可能性があります。
受けられる補助金の額は、子育て世帯・若者夫婦世帯によるリフォームの場合は1戸につき上限30万円、その他の世帯の場合は1戸につき上限20万円です。
子育てエコホーム支援事業を利用するためには、補助金制度の事業者登録をしているリフォーム業者との契約で、リフォーム工事を行う必要があります。
2024年3月下旬に交付申請の受付がスタートしますが、予算上限に達し次第終了となりますので、利用を検討している方は早めに申請することをおすすめします。
▼詳しくはこちら▼
子育てエコホーム支援事業
https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/
子育てエコホーム支援事業以外にも、お住いの自治体独自の補助金制度が設けられている場合があります。詳しくはお住いの自治体に問い合わせるといいでしょう。
まとめ

60代のキッチンリフォームでは、加齢に伴う身体機能や認知機能の低下を想定した環境づくりが大切です。老後も安全かつ楽に作業できるキッチンにリフォームすることを検討しましょう。
アクティホームはキッチンだけでなく、年齢を重ねても安心かつ安全に暮らしていただける住まいを実現するための、さまざまなリフォームアイデアをご提案しています。
リフォームが初めてという方ももちろん大歓迎。ぜひ一度お問い合わせください。
――――――
監修者:大島 秀介(おおしま しゅうすけ)
一級建築士・リフォーム設計専門家
株式会社アクティホーム 管理建築士
大阪工業大学建築学科を卒業し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。自身の建築設計事務所経営を経て、アクティホームに入社。住宅改修やリノベーションの専門知識を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた住空間の提案を得意とします。環境や将来の見通しを考慮し、120%の提案でご満足いただけるよう心がけています。
Category
Archive
- 2026年4月
- 2026年3月
- 2026年2月
- 2026年1月
- 2025年12月
- 2025年11月
- 2025年10月
- 2025年9月
- 2025年8月
- 2025年7月
- 2025年6月
- 2025年5月
- 2025年4月
- 2025年3月
- 2025年1月
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年10月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年5月
- 2023年3月
- 2022年11月
- 2022年1月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年6月
- 2019年5月





