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リフォームの流れと進め方を確認!相談から引き渡しまでの段取りを徹底解説
こんにちは、アクティホームです。
水回り設備の交換、クロスや床材の貼り替え、大規模なフルリノベーションなど、住まいのリフォームにはさまざまな種類や規模があります。
しかし、後悔のないリフォームを実現するには、契約前に全体の流れをよく理解することが重要です。
この記事では、相談から引き渡しまでのリフォームの流れについてくわしく解説します。はじめてリフォームを検討するという方は、ぜひ参考にしてください。
リフォームの流れ|相談から引き渡しまで

住まいのリフォームはある程度決まった流れがあり、工事の内容や規模が異なる場合でも大体が以下の順に進みます。
1.相談・調査
2.プラン検討・見積り
3.工事契約
4.打合せ・詳細決定
5.着工・解体
6.配管・配線工事
7.下地(大工)工事
8.内装工事
9.設備工事
10.完成クリーニング・引き渡し
1.相談・調査

まずは、家族と話し合い「どんな風に変えたいか」「困っていることは何か」といった項目を洗い出したうえで、リフォームの目的を明確にしましょう。
リフォーム内容が大まかに決まったら、実際にリフォーム業者に相談します。可能であれば複数の会社に相談すると、価格や対応を比較できます。
既存住宅の状況によって対応が異なるリフォームでは、基本的に見積もり前の現地調査が必須です。構造や間取りに問題がないか、劣化具合はどの程度かといった現状をチェックしてもらいながら、リフォーム内容を一緒に検討していきます。
2.プラン検討・見積り

大まかなリフォームプランが決定したら、見積りを作成してもらいリフォーム費用がどの程度になるかをチェックします。
検討時にプランが変わっていくのはよくあるケースですが、複数の会社に見積依頼をするときは、比較・検討をわかりやすくするためにもなるべく同じ条件で依頼しましょう。
また、リフォームローンの利用を考えている場合は、この段階で事前審査を実施します。仮住まいが必要になる場合も、このタイミングで物件探しを進めましょう。
3.工事契約

リフォーム業者を決定し、工事内容や費用に不足がなければ工事請負契約を結びます。
細かな仕様は契約後に打ち合わせるケースが多いですが、理想のリフォームが実現できる内容になっているか、いま一度契約内容を確認しましょう。
万一不具合が生じた際の保証範囲や期間など、アフターサポートの内容もしっかりチェックしておくことが重要です。
4.打合せ・詳細決定

契約後には、仕上げ材や水回り設備のカラーや素材、コンセントやスイッチの位置など、契約金額に影響しない範囲の細かい仕様を決めていきます。
5.着工・解体

工事内容が決定したら、いよいよ着工です。
工事の規模にもよりますが、一般的には着工から1~2週間前にご近所へあいさつに回ります。
リフォームの場合、初めに取り掛かるのは既存部分の解体です。工事対象外の部分の傷・汚れを防止するため、しっかり養生を行ったうえで解体に着手します。
解体時のタイミングで、事前調査では分からなかった構造の劣化や水漏れなどが発覚するケースも少なくありません。その場合は急遽補修工事が追加されることもあります。
6.配管・配線工事

必要な部分の解体が終わり、構造部分があらわになった段階で、新しい設備のためのライフライン工事が始まります。給排水、電気、ガス、空調など、さまざまな専門業者が作業を進めます。
給排水管は経年劣化によって詰まりが生じやすい箇所でもあるので、リフォームのタイミングで可能な限り交換するのもおすすめです。
7.下地(大工)工事

大工工事によって、解体箇所を復旧し新たな床・壁・天井や間仕切りをつくっていきます。扉や窓の枠、造作家具もこのタイミングで取り付けられるケースが多く見受けられます。
耐震補強や劣化部分の補修が必要な物件では、下地工事の前に一定の時間をかけて作業します。
8.内装工事

住まいのかたちが整ったら、クロス貼りや扉の建付けなど仕上げの内装工事が始まります。
すべてを手作業で行うクロス貼りは、職人の技術によって仕上がりに差がつきやすい側面があります。柄パターンがきちんと連続しているか、すき間や下地の膨らみがないかなどをチェックしましょう。
9.設備工事

工事終盤には設備機器の設置工事を行います。
新しいキッチンやユニットバス、トイレや洗面台などを設置するほか、照明器具やスイッチプレートの取り付けもこのタイミングで実施します。
10.完成クリーニング・引き渡し

工事中の汚れを取り除き、新しい生活がすぐに始められるようにクリーニングを行います。
その後担当者の現場チェックを経て、ついに引き渡しです。
引き渡し時には、保証書・取扱説明書や鍵が渡され、同時に新しい設備の説明が行われます。
ちなみに、エアコンを入居後に自分で設置しようとする場合、季節によっては引き渡し時の室内が非常に暑い(寒い)可能性があるので注意が必要です。
リフォームをスムーズに進めるポイント

住まいのリフォームは、準備不足や不測の事態発生によって予想以上の時間を要してしまうケースも少なくありません。リフォームをよりスムーズに進めるためのポイントをチェックしておきましょう。
現状の図面を用意する

リフォーム業者は見積もり前に現地調査を行うことが多いものの、基本的には既存の図面をベースにプランニングしていくため、事前に用意ができれば計画がスムーズに進みます。
一般的な建築図面には、柱間の寸法などのほかに仕上げ材や断熱材、窓サッシの種類などリフォームに必要な情報がたくさん掲載されています。
リフォームの内容にもよりますが、図面がない場合は調査に時間がかかり、現状把握のための部分解体が必要になるケースもあるでしょう。
画像や写真でイメージを伝える
リフォームの理想イメージをはっきり正確に伝えることは、完成後の満足度をアップさせるのにとても大切なポイントです。
抽象的な言葉ではなく画像や写真を見せながら伝えることで、理想のイメージを担当者と共有しやすくなります。一緒にショールームを回るのもおすすめです。
追加費用や工期延長の可能性があることを知る

新築住宅と違い、リフォームでは想定外の事態が起こるケースは少なくありません。解体時に構造の劣化や水漏れなどが発見されれば、補修対応のため追加費用や工期延長が生じます。
ただし、住まいの築年数や建材の種類によって劣化具合などがある程度想定できるケースもあります。見当が付けば事前にピンポイントで調査することも可能なので、不安があるようなら経験値が高く実績豊富な業者に相談しましょう。
リフォームに特化した業者を選ぶ
前述したように、リフォームでは新築住宅と異なる難しさが存在します。
リフォームを依頼できるのは、ハウスメーカーや工務店、設備業者などさまざまですが、ぜひリフォームに特化した業者を選びましょう。
地元密着型の業者であれば、地域特有の気候風土への理解度が高い点にメリットがあり、万一の際にはすぐに駆け付けてくれる安心感もあるでしょう。
まとめ

今回紹介したリフォームの流れは、工事内容が異なる場合でも大きく変わることはありません。大まかな工事の流れを理解して、スムーズにリフォーム計画を進めましょう。
PanasonicリフォームClubのアクティホームは、大阪府豊中市を拠点に活動する住まいのリフォーム専門店です。豊かな暮らしづくりのプロフェッショナルとして、お客様の理想を実現するためのサポートをいたします。
水回りリフォームからフルリノベーションまで、住まいに関するご相談はアクティホームまでお気軽にご連絡ください。
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監修者:大島 秀介(おおしま しゅうすけ)
一級建築士・リフォーム設計専門家
株式会社アクティホーム 管理建築士
大阪工業大学建築学科を卒業し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。自身の建築設計事務所経営を経て、アクティホームに入社。住宅改修やリノベーションの専門知識を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた住空間の提案を得意とします。環境や将来の見通しを考慮し、120%の提案でご満足いただけるよう心がけています。