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在来工法の浴室をリフォームしたい方必見!費用・工期・ユニットバス化の注意点まとめ

在来工法の浴室の古さや使いにくさが気になるものの、「工事が大がかりになりそう」「費用がどれくらいかかるのか分からない」といった不安から、なかなかリフォームに踏み切れずにいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、在来工法浴室の特徴やリフォーム方法の種類、費用や工期、工事の際に気をつけたいポイント、活用できる補助金制度、そしてリフォームを成功させるためのアドバイスまで、幅広く分かりやすく解説します。
浴室リフォームを検討中の方は、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。
そもそも在来工法の浴室とは?特徴とメリット・デメリット

在来工法の浴室の特徴
在来工法の浴室とは、壁や床をモルタルで仕上げる昔ながらの工法でつくったお風呂です。一般的には、コンクリートとモルタルで下地をつくり、タイル張りや板張り、塗装で仕上げます。浴室の形や大きさ、デザインも自由度が高く、それぞれの家に合わせて施工されるのが特徴です。
ユニットバスが普及する前は、この在来工法が日本の住宅の標準的な浴室でした。築年数の経った住宅では、この在来工法の浴室が多く残っており、現在でもこだわりのデザインを追求する注文住宅で採用されるケースがあります。
在来工法の浴室のメリット
・自由な設計が可能
間取りや広さ、デザイン、タイルの色や素材などを自由に選べるため、オリジナリティのある浴室空間を実現できます。特に、こだわりのデザインや高級感を求めたい方には適しています。
・修理や部分改修がしやすい
壁や床の一部だけの修繕や、タイルの張り換えなど、部分的なリフォームが可能。劣化した部分だけを直すこともできます。
・広さを最大限に活かせる
設計上の制約が少ないため、ユニットバスでは難しい形状やレイアウトに対応できます。例えば、変形したスペースにも対応可能です。
在来工法の浴室のデメリット
・防水性・断熱性が低くなりやすい
施工状況によっては、水漏れや湿気による腐食・カビ発生のリスクがあります。断熱が十分でないと、冬場は寒さが厳しくなりがちです。
・掃除やメンテナンスの手間がかかる
タイルの場合は目地に、木板の場合は素材自体にカビが生えやすく、日常的な掃除やお手入れに手間がかかります。
・修繕費が高くなる場合がある
劣化が進んだ場合は、床下や壁の構造部分まで補修が必要になることがあり、リフォーム費用が高額になる可能性があります。
在来工法の浴室リフォーム|5つの方法と費用・工期目安
在来工法の浴室リフォームには、大きく分けて5つの方法があります。それぞれの工法の特徴や費用、工期の目安を見ていきましょう。
ユニットバス(システムバス)への変更

在来工法の浴室をリフォームする場合、ユニットバスへの変更が最も一般的な方法です。既存の浴室を解体し、必要に応じて下地や配管を補修したうえで、工場生産されたユニットバスを現場で組み立てて設置します。
工期が短く品質も安定していますが、スペースや窓に制約が出る場合もあり、希望通りの間取りにはならない可能性もあります。
【メリット】
・施工が早く、品質が安定しやすい
・防水性・断熱性が高まる
・メンテナンス性がアップする
・機能性が高く、バリアフリー対応商品もある
【デメリット】
・サイズや間取りに制限が出る
・在来工法の浴室よりやや狭くなることがある
・開口(窓)の位置や大きさ変更が必要な場合がある
・オーダー対応は割高になる
【費用の目安】
80万~200万円
【工期の目安】
6~10日
在来工法のまま改修

既存の在来浴室の間取りや広さを活かしつつ、タイルや浴槽などを新しくリニューアルする方法です。自由なデザインが可能で、部分的なリフォームにも対応できます。
ただし、防水・断熱性などの機能性はユニットバスに劣り、カビ対策などのこまめなお手入れは引き続き必要です。
【メリット】
・現在の広さや間取りを維持できる
・オリジナルデザインを楽しめる
・部分的なリフォームも可能
【デメリット】
・防水・断熱性などの機能性は劣る
・施工日数は長め
・こまめな掃除やお手入れが必要
【費用の目安】
60万~200万円
【工期の目安】
10日前後
ハーフユニットバスへの変更
床と浴槽、壁の下半分はユニットバス化したものを用い、壁の上半分・天井は現場仕上げとする方法です。ユニットバスと在来工法の浴室の中間的な存在といえるでしょう。
防水性が向上しつつ、サイズやデザインの自由度も確保できますが、施工の質によって仕上がりに差が出ることもあります。
【メリット】
・防水性が向上する
・サイズや設計の自由度が高い
・デザインと機能性のバランスが良い
【デメリット】
・完全なユニットバスより工期が長め
・天井・壁の防水施工に注意が必要
【費用の目安】
70万~200万円
【工期の目安】
1週間前後
パネル張りなどによる部分改修(ユニットバス風)
壁や浴槽まわりにパネルやシートを張り、ユニットバスのような見た目に仕上げる簡易リフォームです。短期間・低コストで施工できますが、既存の構造によっては対応できない場合もあります。
【メリット】
・費用を抑えやすい
・工期が短い
・カビや汚れが付きにくくなる
【デメリット】
・防水性は元の構造次第
・下地の劣化がある場合は施工不可
【費用の目安】
10万~100万円
【工期の目安】
1~2日
「エコバスリフォーム」による改修
エコバスリフォームは、既存の浴室を壊さずパネルやシート、断熱材を重ね張りすることで、短期間・低コストで浴室の断熱性や美観を高める工法です。古い浴槽も塗装で新品同様の見た目に変えられます。
解体不要なので工期が短く、騒音や廃材も最小限に抑えられるメリットがありますが、浴室全体を新しくするわけではないため、根本的な解決にはならない場合もあります。
【メリット】
・費用を抑えやすい
・工期が短い
・部分的なリフォームも可能
【デメリット】
・浴室や浴槽が新品になるわけではない
・対応する業者が少ない
・下地の劣化や水漏れは確認できない
【費用の目安】
20万~40万円
【工期の目安】
1~3日
在来工法の浴室をユニットバスに変える際の注意点

在来工法の浴室からユニットバスへのリフォームは、快適さやお手入れのしやすさを大きく向上させます。しかし、在来工法の浴室からユニットバスへ変更する場合には、いくつか知っておきたい注意点があります。事前に把握し、トラブルを避けましょう。
追加工事が発生しやすい
在来工法の浴室は、建物ごとに構造や状態が異なります。長年の使用による床下の傷みや配管の老朽化、土台部分の腐食など、解体して初めて判明する問題も少なくありません。
そのため、見積もりには含まれていなかった追加工事が発生する可能性があります。特に築年数が古い住宅では、追加費用の余裕を見ておくと安心です。
窓のサイズや位置変更が必要になる場合がある
ユニットバスには規格サイズがあり、既存の窓や出入り口がそのままでは合わない場合もあります。窓のサイズダウンや位置変更、最悪の場合は窓をふさぐ工事が必要になることもあります。
プランニング時には、窓の使い勝手や採光・換気も十分に検討しましょう。
浴室がやや狭くなる可能性がある
ユニットバスは、床や壁・天井のパネルを現場で組み立てるため、その分厚みが増します。在来工法の浴室と同じスペースに設置しても、内寸が一回り小さくなる場合があります。
「リフォーム後、以前より浴槽や洗い場が狭くなった」と感じる方もいるので、施工前に仕上がりサイズをよく確認しておきましょう。
浴室を使えない期間が生じる
在来浴室からユニットバスへのリフォームは、解体・配管・下地工事・設置と工程が多く、どうしても工期が長くなります。一般的に6~10日程度ですが、追加工事が発生すればさらに延びる可能性もあるでしょう。その間は浴室が使えないため、事前に家族で代わりの入浴方法を考えておく必要があります。
在来工法の浴室リフォームに活用できる補助金・助成金

浴室リフォームにはまとまった費用がかかりますが、条件によっては国や自治体の補助金・助成金を活用できます。ここでは主な支援制度を紹介します。
介護保険による住宅改修の助成制度
要支援1~2、もしくは要介護1~5いずれかの認定を受けている方がいるご家庭では、介護保険による住宅改修費の助成制度が利用できます。浴室リフォームでは、バリアフリー化として、手すりの設置や段差解消、滑り止め床材への変更などが補助の対象です。
支給額の上限は20万円で、所得に応じてそのうちの7~9割が給付されます。
申請手続きには事前のケアマネジャーへの相談や、必要書類の提出が求められるため、リフォーム計画の初期段階から期間に余裕を持って準備を進めましょう。
子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」は、住宅の省エネ・環境性能向上を推進するための国の補助制度です。リフォームではすべての世帯が対象となります。
ただし、浴室リフォーム単独では補助対象とならず、必須工事(居室の開口部や躯体の断熱改修など)と組み合わせて実施しなければなりません。断熱浴槽や節水型水栓の導入などを、必須工事と同時に行うことで補助対象になります。
補助金額は、一戸につき最大60万円まで支給されます。
申請は、工事を依頼した事業者を通じて行うため、当事業の「登録事業者」への依頼が必要です。内容や条件は年度ごとに変更があるため、申請前に最新の公式情報を確認しましょう。
給湯省エネ2025事業
「給湯省エネ2025事業」は、高効率給湯器の設置を支援する国の補助金制度です。エコキュートやエネファームなど省エネ性能の高い給湯器を導入する場合、1台につき最大16万円の補助が受けられます。
浴室リフォームでは給湯器を交換する際に申請でき、光熱費削減や環境対策を考えている方におすすめです。
制度の利用には、対象製品や申請時期などの条件があるため、事前に確認し、計画的に申請を進めましょう。子育てグリーン住宅支援事業と同じく、登録事業者を通しての申請となります。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、住宅の性能を向上させるためのリフォームに対し、国が補助金を交付する制度です。浴室リフォーム自体は対象外ですが、居室と同時に行うお風呂の断熱強化やバリアフリー対応、三世代同居のための浴室増設などは対象工事になります。
リフォームにより一定の性能レベルを満たし、特定の世帯要件に当てはまれば、最大210万円の補助を受けられます。
住宅の耐久性や省エネ性を高めたい方には特にメリットが大きく、家全体の改修時に検討するのがおすすめです。制度内容や申請方法は年度ごとに変わるため、最新情報をリフォーム会社や公式サイトで確認しましょう。
地方自治体の補助金・助成金
多くの市区町村では、高齢者や障がい者向けのバリアフリー改修や、省エネ・耐震化リフォームに独自の補助金や助成制度を設けています。補助内容や申請条件、金額は自治体ごとに異なるため、リフォームを検討する際は早めに市役所や町役場の窓口、または公式ホームページで最新情報を確認しましょう。
国の制度と併用できる場合もあるため、活用できる補助金を上手に組み合わせれば、リフォームの負担を大きく減らせます。
▼補助金に関する詳細情報は関連記事をご覧ください
【2025年最新】豊中市のリフォーム向け補助金・助成金をまとめて紹介
在来工法の浴室リフォームの流れ

ここからは、実際にリフォームを実施する際の一般的な流れについて紹介します。
浴室リフォームの工事中は、解体から組み立ての際、一時的に断水が生じたり、大きな音が出たりすることがあります。リフォーム会社から事前に工程表をもらい、注意が必要なタイミングを確認しておきましょう。
計画・相談
まずは家族の希望や予算、リフォームで実現したいポイントをまとめましょう。その後、リフォーム会社に相談し、希望内容を伝えます。現状の浴室に問題がある場合は、気になる点も詳しく伝えると良いでしょう。
現地調査・見積もり
業者が現地調査を行い、浴室の広さや構造、劣化状態、既存設備の確認をします。その後、希望に沿ったプランと見積もりが提示されます。可能な限り浴室周辺の床下や天井裏まで調査してもらうと、構造部分の劣化状況などをあらかじめ把握でき、後の工事費増加も防げます。
契約
プランや金額、工期、保証内容に納得したらリフォーム会社と「工事請負契約」を結びます。追加費用が発生しやすい工事なので、契約前に不明点はしっかり確認しておきましょう。
解体工事
既存浴室の解体作業を行います。在来工法の場合、壁や床、浴槽の撤去、配管の取り外しなどが必要です。解体後は下地や土台部分に傷みがないかを確認します。
基礎・土台工事、設備配管工事
下地の補修や補強、断熱材の施工、防水処理などを行います。必要に応じて配管や電気配線も新しくします。土台や構造部の劣化が見つかれば、この時点で修繕を行います。
組み立て・仕上げ工事
ユニットバスの場合は各パーツを現場で組み立て、配管と接続します。在来工法の場合はタイル・パネル張り、シーリングなどの施工を行います。仕上げに水栓や照明器具、給湯器のコントローラーや換気扇などを設置し、それぞれ動作確認を行います。
完了・引き渡し
工事が完了したら、清掃と最終チェックを実施し、施主立ち会いのもとで引き渡しとなります。設備の使い方やメンテナンス方法、保証内容の説明も受けましょう。
在来工法の浴室リフォームを成功させるためのポイント

ここでは、後悔のないリフォームを実現するための具体的なポイントを解説します。
リフォーム業者選びのポイント
リフォームの質や満足度を大きく左右するのが、業者選びです。信頼できる業者を選ぶために、以下の点に注意しましょう。
・実績や経験を確認
浴室リフォームの実績が豊富な業者は、現場ごとのトラブル対応力が高く安心です。ホームページや口コミ、施工事例を確認しましょう。
・見積もりや提案の分かりやすさをチェック
費用の内訳や工事の範囲、オプション費用などが明確な業者を選びましょう。費用が安いだけでなく、内容や説明の丁寧さも重要なポイントです。
・アフターフォローや保証内容を確認
工事後のトラブルに迅速に対応してくれるか、また、保証期間や内容が充実しているかも事前に確認しましょう。
・地元密着型の業者を優先的に検討
地域に根ざした業者は、アフターサービスや緊急時の対応もスムーズです。地元での評判も参考にしましょう。
契約前に確認すべき事項
契約を結ぶ前に、不明点や不安なことは必ず業者に確認しましょう。特に以下のポイントは重要です。
・追加費用の有無・発生時の対応
工事中に傷みや不具合が見つかった場合の追加費用の範囲や、対応方法も事前に確認しましょう。
・工期や工程について
工事期間中の生活への影響や、万が一、工程に遅れが出た場合の対応についても聞いておくと安心です。
・設備や素材のグレード・仕様
選んだ商品の型番、色、グレードなど書面でよく確認し、納得できる内容か確認しましょう。いつまでなら変更可能なのかも聞いておくと安心です。
担当者とのコミュニケーション
リフォームは担当者とのコミュニケーションがとても大切です。要望や不安、細かい仕様変更などがある場合は、遠慮せずに相談しましょう。
・疑問点や要望は早めに伝える
工事が進んでからだと変更が難しい場合があります。気になることは早めに伝えましょう。
・連絡手段を決めておく
電話やメール、LINEなど、日常的な連絡方法を決めておくと、急な連絡や相談もスムーズに行えます。
・工程ごとの確認・立ち合い
解体後や完成前の確認、最終引き渡し時のチェックにはできるだけ立ち会い、気になる点がないかを確認しましょう。
まとめ|在来工法の浴室をリフォームして快適なバスタイムを

在来工法の浴室リフォームには、ユニットバス化をはじめさまざまな方法があります。それぞれにメリット・デメリットや費用・工期の違いがあり、ご家庭のライフスタイルや予算に合わせた選択が大切です。
ユニットバス化はお手入れや快適性、省エネの面で大きなメリットがありますが、追加工事や仕様変更が必要になる場合もあるため、事前に十分な検討と業者との相談が必要です。
また、補助金・助成金を活用すれば、費用負担を軽減しながら機能的な浴室空間をつくることもできます。
信頼できるリフォーム会社を選び、疑問や不安は早い段階で相談すること。また、納得できるまで打ち合わせを重ねることが、満足度の高い浴室リフォームを叶えるポイントです。
年間3,000件の施工実績を持つアクティホームは、大阪府豊中市を中心に活動する住宅専門のリフォーム店です。
丁寧なヒアリングとお客様に最適なプランニングを心がけ、理想のバスルームを実現いたします。在来工法からユニットバスへの変更はもちろん、水回りのリフォーム、大規模リノベーションまで、住まいに関することなら何でもおまかせください。
ご相談、お見積もりは無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。
――――――
監修者:大島 秀介(おおしま しゅうすけ)
一級建築士・リフォーム設計専門家
株式会社アクティホーム 管理建築士
大阪工業大学建築学科を卒業し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。自身の建築設計事務所経営を経て、アクティホームに入社。住宅改修やリノベーションの専門知識を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた住空間の提案を得意とします。環境や将来の見通しを考慮し、120%の提案でご満足いただけるよう心がけています。
※本記事は2025年6月現在の情報に基づいて作成されたものです。最新の情報は、各制度の公式ホームページでご確認ください。
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