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キッチンリフォームにかかる日数は何日?工事の流れや工期を短くするコツを紹介
毎日使うキッチンの見た目や機能を一新し、家事効率もアップさせてくれるキッチンリフォーム。
数あるリフォームメニューの中でも人気のメニューですが、実際に工事を行う際はどのくらいの日数がかかるのか、生活への負担がどの程度あるか、気になる方も多いかもしれません。
そこで今回は、キッチンリフォームの内容によって必要な施工日数や工事の流れを解説します。
キッチンリフォームにかかる日数はどのくらい?
キッチンリフォームは大きく分けて3つのパターンがあり、それぞれの内容に応じて必要な日数や手順が異なります。工事規模や詳細内容によっても日数は変化しますが、工事期間の目安は以下の通りです。
キッチン交換のみであれば2日程度で完了することも可能ですが、壁・床材のリフォームや間取り変更などを含むと、項目の多さに準じて日数が増えます。
また、給水管の切り離し・接続を行う際には1~4時間ほどの間、家中の水を止める必要があります。キッチンだけでなくトイレや洗面台の水も使えなくなるため、事前に時間を確認して生活に支障が出ないようにしましょう。
キッチン本体の交換にかかる期間と流れ
リフォームにかかる期間:2~4日
キッチンリフォームの中で最も規模の小さい内容が、キッチン本体の交換工事です。期間は比較的短く済むケースが多く、通常は2~4日程度で完了します。
ただし、設置するキッチンの仕様や、現場の状況により工期が延びる場合もあります。
リフォームの流れ
1日目:工事箇所と通路の養生、古いキッチンの解体・撤去、電気・給排水・ガス切り離し
2日目:新しいキッチンの搬入・組み立て、電気・給排水・ガスつなぎ、掃除
1日目は古いキッチンの撤去がメイン作業となり、それに伴い電気・給排水設備の切り離しなどが行われます。
2日目は新しいキッチンが搬入され、一気に組み立てられます。新しいレンジフードやコンロ、食器洗い乾燥機なども、電気・給排水管をつなぎながら設置。さらに、仕上げの防水コーキングを塗布したら工事完了です。
内装を含むキッチンリフォームの期間と流れ
リフォームにかかる期間:4日~1週間
キッチン本体の交換に加え、壁・天井のクロスの貼り替えや床材の張り替えを行う際には、4日から1週間程度の期間を要します。
「既存のキッチンパネルをタイルに貼り換えたい」といったケースでも、日数が追加される可能性があるでしょう。
リフォームの流れ
・1日目:工事箇所と通路の養生、古いキッチンの解体・撤去、電気・給排水・ガス切り離し
・2~3日目:床・壁・天井の内装工事
・4日目:新しいキッチンの搬入・組み立て、電気・給排水・ガスつなぎ、掃除
キッチン本体を撤去した後、設備機器がない状態で内装工事を行います。
間仕切り壁の撤去や大きなデザイン変更がある場合は、さらに期間が長引く可能性があるでしょう。
位置変更を伴うキッチンリフォームの期間と流れ
リフォームにかかる期間:2週間~
キッチンの位置を移動したりレイアウトを変えたりするリフォームは工事規模が大きくなるため、期間についても2週間以上を見込む必要があるでしょう。
キッチンにつながる電気・給排水・ガス・換気すべてを移動させる必要があるため、作業項目が多く現場に出入りする職人の人数も増えます。
リフォームの流れ
・1日目:工事箇所と通路の養生、古いキッチンの解体・撤去、電気・給排水・ガス切り離し
・2~4日目:床・壁の解体、電気・給排水・ガス・換気の配管・配線移設
・5~7日目:新しい床・壁の下地設置、腰壁・キッチンカウンターの設置
・8~10日目:床材張り、クロス貼り
・11~14日目:新しいキッチンの搬入・組み立て、電気・給排水・ガスつなぎ、掃除
位置やレイアウト変更をする場合は、床や壁の解体・新設に関わる大工工事の作業量が多く、その間は大きな音が発生したり、木くずやホコリが舞ったりするタイミングも増えます。壁付け型のキッチンから対面型に変える場合などは、腰壁やカウンターの設置も伴うでしょう。
思わぬトラブルや後悔を防ぐためには、工事時間中に負担なく過ごせるスペースの確保や、隣り合う部屋や家具の養生方法など、施工業者と事前にしっかり話し合うことが重要です。
工期が1ヶ月以上の場合や、著しく生活に支障をきたす可能性がある場合は、「仮住まい」の利用もひとつの候補となります。
キッチンリフォーム時の過ごし方については、こちらもぜひ参考にしてください
≫キッチンは住みながらリフォームできる!工事の流れや注意点を解説
キッチンリフォームの期間を短くするポイント
内容によっては長い期間を要すキッチンリフォームですが、いくつかのポイントを押さえることで工期の短縮が可能です。
天候が安定しやすい季節を選ぶ
キッチンリフォームは室内の工事のため天候はあまり関係ないと考えられがちですが、資材や廃材を出し入れしたり、外で加工作業を行ったり、悪天候が影響を与える作業は意外と多いもの。台風などの状況によっては、資材の納品に遅れが生じる可能性もあります。
そのため、キッチンリフォームは春や秋など天気が安定しやすい季節を選んで実施すると、職人の作業効率がアップして工期の短縮につながります。
あらかじめキッチンまわりを片付けておく
キッチンリフォームを行う際は、工事箇所の範囲に応じて事前に荷物を片付けておきましょう。
大きな家具などは工事日に施工業者が移動してくれるケースが多いですが、細々した日用品や食器は片付けに余分な時間がかかってしまいます。
キッチン本体にしまっている調理器具や食器はもちろんのこと、キッチンまわりにある家電なども片付け、すべての収納を空にしておきましょう。作業通路となる箇所に置いている家具やマットなども片付けておくと、工事スタートがスムーズになります。
月曜初めの工程にする
リフォームは月~土曜日に実施し、日曜日が休みになるケースがほとんどです。そのため、週半ばから工事をスタートすると不便な状態で日曜日を過ごすことになり、1日のロスが発生します。
5日以内の工事であれば月曜日を着工日に設定することで、リフォームが完了した状態で日曜日を迎えられるでしょう。
依頼先は1社にまとめる
キッチンリフォームを依頼する際には、できるだけ1社にまとめることをおすすめします。「内装工事とキッチン交換を分けて頼みたい」「キャビネットは施主支給したい」などといった理由で、業者や商品の発注先を施工業者以外にするケースがありますが、作業の調整や連携に時間がかかり、工期が延びる原因となります。
最短の工期でスムーズに工事を進めるためには、信頼できる施工業者1社にすべての進行を任せましょう。
まとめ|期間を把握してスムーズなキッチンリフォームを
キッチンリフォームにかかる日数は、リフォームの内容や規模によって異なりますが、大まかな目安としては以下の通りです。
・キッチン交換:2~4日
・キッチン交換+内装工事:4日~1週間
・キッチン移動+交換+内装工事:2週間~
リフォームをスムーズに進めるためには、あらかじめ工事にかかる期間を把握し、適切な時期や手順を選ぶことが重要です。リフォーム計画を立てる際には、今回ご紹介したポイントを参考に、スムーズな工事を目指しましょう。
アクティホームは、快適な家づくりをサポートする住宅リフォーム専門店です。豊富な実績と経験をもとに、デザイン性と機能性を両立する満足度の高いキッチンリフォームを実現します。
大阪府豊中市をはじめ、箕面市、吹田市、池田市、伊丹市、尼崎市、大阪市内で、リフォーム・リノベーションをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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監修者:大島 秀介(おおしま しゅうすけ)
一級建築士・リフォーム設計専門家
株式会社アクティホーム 管理建築士
大阪工業大学建築学科を卒業し、一級建築士として数多くのプロジェクトを手掛ける。自身の建築設計事務所経営を経て、アクティホームに入社。住宅改修やリノベーションの専門知識を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた住空間の提案を得意とします。環境や将来の見通しを考慮し、120%の提案でご満足いただけるよう心がけています。
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